戦後７５年を前に亡くなった母。広島に投下された原子爆弾により死没した者やその後に死亡した者の霊を慰め、人類の恒久平和を祈念するため登載し、広島平和都市記念碑(原爆死没者慰霊碑)に奉納される原爆死没者名簿、８月６日の原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式の前日までに追加奉納される母の名前。

今年の平和祈念式は、昭和２７年から続いており、戦後７５年という節目に当たる年。しかし新型コロナウイルス感染拡大防止策が行われ、ソーシャルディスタンスを確保するために２ｍの十分な間隔をとって椅子が配置されることとなり最大８８０席、限られた席数の中で一般席は設けないとの事。ということで昨日の休みを利用し平和記念公園に行ってまいりました。公園内芝生広場にはテントが張られており、着々と準備が進んでいる様子でした。平和祈念資料館も大規模な改装が終わっており久しぶりに入館してきました。記憶に残っていた被爆後のパノラマ模型も一新されておりプロジェクターを利用したもので、あの日の惨状を伝えるための努力がうかがえるものになっていました。最後に慰霊碑に手を合わせ「安らかに眠ってください」と…残された私たちに何ができるか、親の想いをどうつなげていくか、考えさせられる１日となりました。