74度目の夏
きょう8月6日は毎年照り付ける太陽とまとわりつく湿度で朝から茹だるような暑さ、セミの鳴き声も相まって一層暑さを倍増させる。しかし今年は台風8号の影響で朝から雨模様。近年このような8月6日の朝を迎えるのは私の記憶の中にはあまりない。
74年前の今日は確か快晴、月曜日だったと聞いたように記憶しています。きっといろんな方々がいろんな形で真夏の月曜の朝を迎えておられたことでしょう。今朝私は雨の為、車で出勤をしていました。8時15分ちょうど信号待ちだったのでラジオを聴きながら黙祷をしました。私は被爆2世ですが、当時も広島にいた両親から原爆の話しをあまり聞いた記憶がありません。被爆者の平均年齢も82歳、母は84歳、次の世代に語り継ぐためにも今度じっくり生の声を聴いてみよう。
今朝の新聞で「浄土真宗を学べる私塾として明治39(06)年創設され、大正15(26)年に現在の建物に移転した真宗学寮が、木造の寮舎と講堂を「被爆建物」として維持してきた一方、市の被爆建物台帳に登録されていないことが5日、分かった。」との記事が載っていた。「市が1995年の被爆50年事業として被爆建物を掘り起こした際につかみ損ねた可能性がある。」とのことだった。被爆者からの生の声を聞き、語り継ぐことも大切だが、原爆ドームのように被爆建物として視覚的に訴える影響も大きいと思う。
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